2025/05/04
新学期が始まって1ヶ月。ゴールデンウィークが終わるこの時期、多くの受験生が「そろそろ本気でやらなきゃ」と感じ始めているのではないでしょうか。一方で、「まだ先は長い」とどこか他人事のように思っている人もいるかもしれません。
実はこの5月という時期は、受験勉強において非常に大切なタイミングです。なぜなら、今の行動が夏以降の伸びしろを決定づけるからです。夏から本気を出せばいい、という話も聞きますが、それは「夏に本気を出せる下地」があってこそ。5月はその土台作りの時期です。
では、具体的に何をすればいいのでしょうか。
まずは「自分の現在地を知る」ことです。模試や過去問を使って、今の自分の実力を客観的に見つめてみましょう。得意と苦手を明確にすることで、今後の勉強に優先順位をつけやすくなります。
次に、「毎日の学習習慣を整える」ことが重要です。1日何時間勉強するかではなく、「毎日続けられる形」を作ることがカギです。長時間やるよりも、短時間でも集中して続けられる方が、結果的に学力は伸びていきます。
そして、この時期こそ「焦らず、怠らず」が大事です。周囲と比べて焦っても仕方がありませんし、油断して何もしなければ夏には後悔します。自分のペースを保ちつつ、着実に進んでいくことが大切です。
また、5月はメンタルの揺れも起きやすい時期です。進路に迷ったり、自分の学力に不安を感じたりするのは当然のことです。そうした不安は誰もが抱えています。一人で抱え込まず、学校の先生や家族、信頼できる友人に相談しましょう。
受験はマラソンに例えられることがありますが、まさに今はスタートして間もない地点です。この時期にしっかりとフォームを整え、地に足をつけて走り始めることが、最後まで走りきるための鍵になります。
焦らず、でも確実に、一歩一歩進んでいきましょう。今日の積み重ねが、半年後のあなたを作ります。