2025/09/01
今日から新学期が始まったという高校生も多いでしょう。長い夏休みを終えて、また朝から学校に通う生活が戻ってきます。楽しかった思い出や達成感がある一方で、「思ったほど勉強が進まなかった」「生活リズムが崩れてしまった」と感じている人もいるかもしれません。しかし、大切なのは、夏休みをどう過ごしたかより、これからどう動くかです。新学期の始まりは気持ちを切り替える絶好のタイミング。ここで9月の過ごし方を整えれば、秋以降の学習が大きく変わります。
まず意識したいのは、生活リズムの立て直しです。夏休み中に夜型になってしまった人は、最初の1週間で朝型に戻すことが重要です。毎朝同じ時間に起きて朝日を浴びるだけでも、脳が活性化し集中しやすくなります。授業が始まるこのタイミングで習慣を整えましょう。
次に、夏休みの復習を「9月中にやり切る」こと。夏に取り組んだ教材や演習をもう一度見直し、どこが定着していて、どこがまだ不安なのかを確認してください。新学期は新しい内容がどんどん進むため、夏の学習を放置すると抜けが増えてしまいます。9月中に整理することで、自信を持って次に進めます。
さらに、この時期におすすめなのが、「短期目標」を設定すること。たとえば、英単語を1か月で300個覚える、模試で偏差値を3上げる、苦手な古文文法を一通り復習する、などです。新学期は気持ちが切り替わりやすい時期なので、小さな達成を重ねると勉強のペースが自然と作れます。
そして何より、今日からの一歩が未来につながることを忘れないでください。夏に思うようにできなかったとしても、9月1日から心機一転で取り組めば十分巻き返せます。勉強も部活も、ここからの努力で結果は変わります。
新しい学期の始まりは、不安も期待もあるものです。大切なのは「今できることを一つずつやる」こと。その積み重ねが、秋以降の大きな成長につながります。今日からの毎日を大事に、一歩ずつ進んでいきましょう。