2025/07/18
勉強において「復習が大切」とは、誰もが一度は聞いたことのある言葉だと思います。ですが、実際に日々の学習の中で「効果的な復習」を実践できている生徒は、意外と少ないのが現実です。
新しい知識をインプットすることに熱心になりすぎると、どうしても「復習は時間があるときに…」と後回しになってしまいます。しかし、復習とは“わかったつもり”を“できる”に変えるための、大切なプロセスです。授業で理解したことも、時間が経てば自然と忘れてしまいます。それを脳に定着させるには、繰り返し触れることが必要不可欠です。
たとえば、英単語を一度で完璧に覚えられる人はほとんどいません。初めて見た単語も、翌日、3日後、1週間後と繰り返し復習することで、少しずつ記憶に残っていきます。これは数学の公式や国語の漢字、社会の用語でも同じです。忘れる前に復習することで、脳は「これは大事な情報だ」と判断し、長期記憶に残すようになります。
復習のタイミングとしておすすめなのは、「学んだその日のうち」と「数日後」、そして「定期的な再チェック」です。Veritasでは、生徒たちに“その日の復習をその日のうちに”を習慣づける指導を行っています。短時間でもいいので、「何を学んだか」「自分は何を覚えていなかったか」を振り返る時間を確保するだけで、理解度と定着率が大きく変わります。
また、復習には「自分の弱点を見つける」という役割もあります。授業中はなんとなく理解できたつもりでも、復習してみると「あれ、ここよくわかってないかも」と気づくことがあります。その“気づき”こそが、次の成長の入り口です。だからこそ、間違いや疑問点をあいまいにせず、しっかり向き合う姿勢が重要です。
勉強は「どれだけ多く覚えたか」ではなく、「どれだけ確実に身についているか」が勝負。地道な復習の積み重ねが、自信となり、成績につながっていきます。
何かを覚えるのに特別な才能はいりません。ただ「忘れる前に見直す」「間違いを放置しない」という小さな習慣が、あなたの学力を大きく変えていきます。
わかるを「できる」に変える、その一歩を大切にしていきましょう!