多様化する大学受験 【大宮個別指導塾Veritasヴェリタス】

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八月も半ばを過ぎ、人によっては総合型選抜入試の出願や、指定校推薦の選抜などを前に、様々な手続きを迎える時期です。
昨今、大学新規入学者の中の、推薦入学者の割合が増えていることは皆さんご承知の通りでしょう。
2000年時点では私立、国公立を合わせて全体の三割ほどだった推薦入試比率が、2020年度には45%と1.5倍に増えています。私立大学に限って言えば、52.4%と既に半数を超えています。背景には私立大学における一般入試の定員の厳格化、受験制度の急速な変化など、さまざまな要因がありますが、1,2年生は、早い時期から多様化する入試制度の内容を理解し、将来のヴィジョンを立てておくことが必要になるでしょう。
推薦や総合型選抜入試では、出願時に評定平均のボーダーが設定されていることは皆さん既にご承知の通りでしょうが、選考方法は大学、学部によって実に様々です。
面接や小論文だけでなくグループディスカッション、プレゼンテーション、模擬講義などが試験として設定されている場合もあります。特に総合型選抜では「リーダーシップ」や「新しい環境に挑戦する意欲」など、資質や個性について判断される場合や、特定の資格や技術、海外経験などが求められる場合もあります。選考では、大学側が求める人物像と合致しているか、入学への強い意欲があるか、大学・学部学科の理念をよく理解しているか、入学後の明確な目標があるか、などが問われます。いずれにせよ、早い時期から自分の興味のある分野や、科目を見つけ、ヴィジョンに基づいて行動することが有利に働きます。夏休みはボランティアやシンポジウムに参加してみる良い機会でもありますから、自分の学問的な興味についてじっくり考えてみるのもいいでしょう。

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